喜び、幸せ、希望・・・Happy を感じさせてくれる 吉祥のおめでたい文様や絵柄の数々は洋の東西を問わず多数存在します。
「気和心」では、宝尽くし、結び、四つ葉のクローバー、ハートをピックアップ。
歴史の流れの中で重宝されてきた縁起柄の由来や意味についてご紹介します。
宝尽くし
吉祥・招福を呼びこみ、続きますようにと願う気持ちから、着物や和装小物の柄として親しまれてきた「宝尽くし」。一つ一つの文様の意味を紐解いていくと、不安や嫌な事を遠ざけ、いつもハッピーでいたい・・という気持ちを「お宝の絵柄」として身に着け、安心という「気和心」に替えており、人間の思いはいつの時代も変わらないことがわかります。
「宝尽くし」を描いた物を身に着けたり、日々の幸福を願って「宝尽くし」柄の品を贈り物とすることで、優しい気持ちがよりいっそう伝わるのでしょう。 今では、「宝」?と思ってしまう柄もいくつかはありますが、その思いは変わりません。
宝尽くしの中から、いくつかの主な柄をご説明しましょう。
■素直な気持ちの財宝柄
金銀の重さを図る「分銅」、蔵の鍵の「宝やく」、 財布の「金嚢(きんのう)」、等の財宝柄、意外とストレートですね。
■いつの時代も変わらない願い、健康長寿柄
中国の赤い組紐の壁飾にも使われている盤長(ばんちょう)が由来の「結び」柄。つなぎ目なく描かれることから、物事が滞ることなく一切を貫き、将来の見通しがスムーズで良くなるように・・、長寿祈願の意味合いもあるようです。長寿健康では「松竹梅」や「鶴亀」「寿文字」、香料や薬の原料「丁子」まで描かれます。
■難を逃れる・厄除け柄
お正月に飾る花の材料として人気がある「南天」は、音が「難転」と同じため「難を転ずる」縁起の良い樹として描かれています。
■意外と少ない恋愛・人間関係柄
現代では、四葉のクローバー、ハート柄、スマイルマーク等、恋愛や人間関係を円滑にする願いを持つ広く知られたラッキー絵柄ですが、昔は意外と少ないことに気が付きます。
宝結び
中国の赤い組紐の壁飾にも使われている盤長(ばんちょう)が由来の「結び」柄。つなぎ目なく描かれることから、物事が滞ることなく一切を貫き、将来の見通しがスムーズで良くなるように・・、長寿祈願の意味合いもあるようです。
宝結びは、宝物を包む飾り結びの紐の形から生まれたとされています。 縁を結ぶという意味のみならず、連続する無限を表し、長寿、末永い繁栄、多幸などを願う吉祥紋です。宝結び、角宝結び、宝結び蝶、に輪等を組み合わせた10種以上の種類があり、家紋としても使用されています。
四つ葉のクローバー
通常のシロツメ草は三つ葉ですが、ヨーロッパでは古くから、まれに発見される四つ葉を見つけた人には「幸せ」が訪れるといわれています。由来には諸説ありますが、十字架に見立てられることが主となっているようです。
ヨーロッパの植物だったクローバーは、オランダ貿易のクッション材量として使用されていた干し草として日本へ渡来し、「希望」「信仰」「愛情」の三つ葉に加え、4枚目は「幸福」のシンボルとして、親しまれてきていました。
私も母にせがんで、暖かな日差しの中、庭で一緒に探してもらった幸せな記憶があります。
アメリカではFaithful Lover(満足な愛)、 Wealth(富)、 Glorious Health(健康)、 Fame(名声)、四枚そろってTrue Love(真の愛)とか。 国によって微妙に違うところも面白いですね。
ハート
洋の東西、古来から縁起が良い印のハートマークですが、由来は東西で大きく異なります。
日本の建築などでみられるハートの文様や透かし彫りは、型が猪の目尻の形に似ているので『猪目』と呼ばれています。猪や獣の目のモチーフは、獣の目力で魔除けや厄除けになるとする説、招福の意味もあるとも言われています。もう一説には、ハート型(猪目模様)は、お釈迦様が悟りを開かれた菩提樹の葉の形だとされており、仏教にとってハート型の菩提樹の葉は、悟りの象徴でもあるとのことです。
西洋では、ハート=キリストの血を受けた杯、聖杯からデザインされた説が有力です。女性のヒップやバストをイメージした図案が起源であるという別説からは、女性のシンボルとして使われるようになりました。信憑性はともかく、相性の良い二人のオーラが合わさって、ハートマークとなる等と言われることも、気和心で「そうかもしれない?!」としたいところですね。
「気和心ショップ」では、赤いハートマークと、金色のハートの2つを創っています。
赤いハートは、赤の漆に24金をトッピングしてあります。キラキラした女性ならではの喜びや幸せを引き寄せられますようにとの願いを込めて仕上げました。
金色のハートは、幸運の前触れともいわれるひこうき雲を24金で描いています。ひこうき雲は、物事の本質の見極めや判断の重要さも意味しているとか。チームリーダーや経営者となって、グローバルに活躍することの願いを込めて仕上げています。
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